25 July 血糖値を下げる 正しい糖尿病治療法 糖尿との闘いで、必ず耳にするのが、この血糖値です。耳にするどころではなく、かなり重要な要素にもなっています。でも、血糖値ってよく聞く言葉ですけど、一体何なのでしょうか。そして、糖尿病との闘いにおいてどのような関わりがあるのでしょうか。基本的に血糖値とは、血液の中のブドウ糖の濃さのことを指しています。血液の中のブドウ糖のことを「血糖」と呼ぶんですが、その血液の中にどのくらいブドウ糖があるのかを表わす単位が、「血糖値」という訳なんです。血液を採取して、それを測る訳ですが、一般的な基準としては空腹時の血糖値が90~100であれば正常とされています。一方食後2時間後の血糖値は、120未満であれば、正常と言われています。食後のほうが、糖分を摂取したので、当然血糖値が高めになりますからね。もし、この基準値よりも少し高い数値が出た場合は、境界型などと呼ばれ、今後の生活習慣の注意が必要となってきます。さて、糖尿病と診断され、この血糖値が高い状態が長年続きますと、色々な合併症が引き起こされる危険があります。ところでなぜ、血糖値が高いと、合併症が起きるのでしょうか?血糖値が高いということは、血液の中に余分な糖分がある、ということになりますね。そして、その糖分の多い血液というものはよく言われるように、ドロドロ血液になってしまうんです。それもそのはずですよね。糖分が多いと当然ドロッとしてきます。たとえば、コーヒーなどに砂糖をちょっと入れすぎると、底のほうに混ざりきらなかった砂糖が余っていますが、それって、ドロッとしていますよね?血糖値が高いと、そういうドロドロした血液になっていってしまうということなんです。そして、そのドロドロ血液が、体の中を通るたびに、柔らかい血管を傷つけていき、それが色々な合併症を引き起こしてしまうんです。血管が傷ついておかしくなることが、合併症の根本原因という訳なんです。ですから、血糖値をコントロールして、何とか高くならないように、基準値内に収まるようにみんな努力を払っているんです。高血糖と低血糖高血糖に注意を払う一方で、実は低血糖にも関心を払う必要があるんです。低血糖とは、基本的に血糖値が60mg/dl以下の状態を言います。高血糖も危険ですが、低血糖も大変危険なんです。血糖値は、低ければ低いほど良いという訳ではありません。たとえば、低血糖になると、異常な空腹感や脱力感、手指のふるえがきたり、冷汗、動悸などが突然に表われます。その他にも、体がだるかったり、生あくび、眼の焦点が合わない、頭が何だか重く感じたり、考えがまとまらなかったり、おかしな行動をとるようになったり、感情が抑えられなくなるなどの、症状がでる場合もあります。そして非常に危険なのは、昏睡状態、つまり意識が無くなってしまう場合さえあるということです。これは、血液中のブドウ糖量が少ない(低血糖)ために起きてしまう症状ですが、ブドウ糖量が少ないと、脳の栄養が不足してエネルギー不足になるため、昏睡してしまいます。低血糖は、主にインスリン注射をしていたり、糖尿病薬を利用している方に起こりやすいと言われています。それらの治療をしている方が、食事の時間が遅れたり、いつも以上に体を動かしてエネルギーを消費したり、注射や薬の量を多くしてしまったりすると、低血糖を引き起こす可能性が高くなります。もちろん、ほとんどの方は、この低血糖よりも高血糖のほうを気にする必要があるのですが、中にはたびたび低血糖症になりヒヤッとする思いをされる方も多いのです。低血糖の症状が出たならば、ブドウ糖や砂糖、糖質のジュースなどをすぐに利用すると、ほとんどの場合症状が治まります。旅行など、いつもと違う生活パターンになる時に起こりやすいようですので、同行者にその旨を伝えておくのはとても大切なことですね。高血糖でも駄目。低血糖でも駄目。正常な血糖値を保つというのは、本当に難しいですね。ただ、正常な血糖値を保つ事は重要ですが、あまり数値に神経質になりすぎてもよくありません。というのは、血糖値というものは、一日の間で多少の上下をするものだからです。それこそ、空腹時の食前と満腹時の食後とは違いますし、運動をしたり、体を動かしたりしても、変化します。また、ストレスがかかったりしますと、グンと血糖値が上昇することもあるんです。ですので、血糖値の変動にあまり、一喜一憂する必要はありませんし、そうするととても疲れてしまいます。糖尿病との闘いは長い闘いです。一日一日の変動に過剰になってしまうと、とても神経が持ちません。それで血糖値は、体の状態を表わす、とても重要なバロメーターであることには変わりませんが、数値の上下にそれほど神経質になり過ぎる必要はない、ということですね。でも実際は、なかなか食事制限や運動などを頑張っていても、この数値が下がらないと悩んでおられる方は多いのです。どうして、こういった数値はなかなか改善しないのでしょうか。【正しい】糖尿病克服プログラム!詳細はコチラ「どうして、いくら食事制限を守っても、 血糖値やヘモグロビンA1cの数値は思うように改善しないんだろう…」「薬やインスリンに頼った治療法って、本当に正しいんだろうか…」「どうして糖尿病患者の数は増え続け、しかも、 たくさんの糖尿病患者の病状は悪化しているんだろう…」その答えは【正しい】糖尿病克服プログラム!詳細はコチラ関連リンク糖尿病改善断糖食 荒木式食事法藤城博の高血圧と糖尿病治療法 藤城式食事法糖尿病の基礎知識一型糖尿病とニ型糖尿病一型糖尿病の場合は、幼い頃からウイルスや病原菌への免疫を付ける事によって将来成人してからも膵臓がウイルスにやられる可能性は断然と低くなるでしょう。日頃から、外から家に帰ってきたら手を石鹸で洗ってうがいをする癖をつけさせましょう。例えば、冬になるとよく流行るインフルエンザのウイルスもその一手間によって大分感染する可能性が減ることが医学的にも明らかになっています。そして、外でよく遊ぶ事によって外側から来る病原菌やウイルスへの免疫も自然とできてくるでしょう。病気への対策、予防をしながら元気良く外で遊ぶ、これは子供の免疫力を作る為には最適なのかもしれません。ニ型糖尿病ニ型糖尿病も、発症する前から対策をする事はできます。生活習慣や不規則な食事、運動不足を治すことは今からでもやろうとすればできない事ではありません。炭水化物よりタンパク質やビタミン、ミネラルなどをなるべく主に摂取するようにして、時々ウォーキングやジョギングなどをするようにしましょう。外出をする時間が無い時は、腕立て伏せや腹筋、スクワットを2セットぐらいやるようにすれば良いでしょう。腕立て伏せだけでも、手の置き方や姿勢によっては全身の筋肉を鍛える事ができます。【正しい】糖尿病克服プログラム!詳細はコチラインスリンについて血糖値の改善で切っては切れない関連性があるのがインスリンという物質です。なぜインスリンと血糖値の関連性が高いのか確認してみましょう。インスリンとは、膵臓から分泌されるホルモンのことで、血糖値を下げる効果をもたらすものです。本来であれば血液中にあるブドウ糖がインスリンと結びつくことによってエネルギーと化して私達の生活に欠かせない存在となります。問題となるのは体質によって糖代謝がうまく行われないためインスリンの分泌量が少ないという場合や、本来のはたらきをもたらすことができないという場合があります。インスリンによるはたらきが正常にもたらされないことで、血液中のブドウ糖がどんどん増えてしまうことからいつまでも血糖値が下がらずに高血糖の状態となってしまいます。インスリンのはたらきが弱ってしまう原因として考えられることはいくつかあります。日本人の場合は体質的にもインスリンのはたらきが弱まりやすいといわれています。遺伝的な問題もありますので、体調の変化に気がついた時には早めに検査を行なうことをおすすめします。この他にも食生活や運動不足、ストレス、睡眠不足などの生活習慣が大きな影響をもたらすこともあります。将来的なことも考えて健康なうちから規則正しい生活を心がけることが大切なのです。インスリンのはたらきが弱まってきたと感じる場合は、食生活に注意することで改善させることも期待できます。特にインスリンを体内で合成させるために必要となるのがミネラル成分である亜鉛です。他にもビタミン類なども必要な栄養素となっていますので、これらの成分が含まれている食材を活かしたメニューを心がけると良いでしょう。【正しい】糖尿病克服プログラム!詳細はコチラ血糖値とアルコール血糖値が高いと判断されている方はアルコールの摂取の仕方を考えなくてはいけません。お酒が大好きな方にとっては飲み方をいちいち指導されるのが気に入らないという方も多いと思いますが、きちんと指導されたことを守らなくてはいけません。よく言われているのがアルコールは血糖値の上昇には関係がないので、普通に摂取しても構わないという意見があることです。確かに焼酎やウイスキーといった蒸留酒であれば糖質が含まれていませんので血糖値を上げることがないものです。だからとってむやみに過剰摂取してしまうのは間違いなのです。アルコールを摂取することで大きな負担がかかってしまうのが肝臓です。肝臓ではアルコールを一生懸命分解させようとはたらきます。おつまみと一緒に飲んだり、アルコールで晩酌をしながら食事を摂るという方も多いと思いますが、これが一番良くないのです。食事から摂った糖質を分解できない状態になっているので高血糖の状態になってしまうのです。また、アルコールの分解に肝臓が集中しているので、肝臓から糖が放たれることがないので糖質を全く摂取していないと低血糖の状態に陥ってしまいます。このようなバランスを取ることが非常に難しいので、血糖値が高いと言われている方はアルコールの摂取に気をつけるべきだといわれるのです。外で飲んでいて、帰宅前に小腹が空いたからラーメンでも食べて帰るという方も多いと思いますが、血糖値を上げる大きな要因となりますのでご注意ください。血糖値が高めだと指摘されているのであれば、アルコールを大量に摂取することは避けるようにしまよう。どうしてもお付き合いで飲みに行かなくてはいけないという場合も考えられるかと思いますが、大量摂取は様々な病気のリスクを高めることに繋がるという意識を常に持っておくことが大切だということを忘れないでください。血糖値を上げる犯人は炭水化物?「ん~、でもそんなの信じられないよ。」という人のために、血糖値が上がるメカニズムを少し解説してみたいと思います。血糖値とは「血液中に含まれるブドウ糖の濃度」を指すことはご存知ですね。そしてブドウ糖の原料は炭水化物です。ご飯もそばもラーメンも、とにかくすべての炭水化物は口から摂取された後、胃で消化され、腸に送られ、消化酵素によって分解されてブドウ糖になります。健康な人の血糖値は、吸収されたブドウ糖の量に比例して上がるということはありません。なぜなら膵臓がインスリンを出し、ブドウ糖を随時、細胞中に取り込んでくれるからです。ブドウ糖を取り込むのは主に、筋肉細胞、肝細胞、脳細胞で、筋肉と肝細胞は、インスリンでブドウ糖をグリコーゲンに変えて保存します。さらに筋肉細胞、肝細胞、脳細胞が保存できる量には限りがあるため、余ったブドウ糖はインスリンによって中性脂肪に変えられ、脂肪細胞として保存されます。お陰で血糖値は、常に70mg/dから140mg/dという丁度いいところで保たれているという訳です。しかしながら糖尿病の方の場合は、インスリンがちゃんと分泌されなかったり、インスリンが正常に機能しないため、摂取した炭水化物の多くはブドウ糖のまま、血糖値の上昇に貢献し続けるというわけです。つまり、血液中の糖分もぽっこりお腹にたまった中性脂肪も、原材料はブドウ糖なのです。そして、もともとは炭水化物なのです。脂を摂取したから血糖値が上がるのではないし、脂がそのまま脂肪として蓄えられるのでもありません。たとえばアメリカ人は日本人よりも肥満が多く、BMI30を超える人は国民の3割以上もいます。それに対して日本人は3%です。ところが、糖尿病発症率は日本人のほうが高い!!のです。このことからも、血糖値を上げてしまう、つまり糖尿と炭水化物の因果関係が見えてきますね。ですので血糖値を上げない食事についていえば、たとえば外食時には、ご飯もの、麺類を避けるというのが正解なんです。ウォーキングでミトコンドリアが大活躍糖尿改善には運動!と、もう何度も何度も耳にしていますが、本当に、ウォーキングなどの運動が、糖尿改善に繋がっているのかどうかを、もっと細かく分析した研究チームがいるんですよ。アメリカのニューキャッスル大学で行なわれた研究は、一風変わっています。特殊な機械を使って、細胞内のミトコンドリアが、運動することでどのように働いているのかを調べたのです。つまり、細胞レベルで、運動が糖尿にどのように効果的なのかを研究したという訳ですね。ご存知のように、ミトコンドリアは、細胞内に存在しているもので、1つの細胞の中に、数百~数千あると言われています。そして、このミトコンドリアは、細胞内でエネルギーの代謝を促進する働きをしているのです。つまり、このミトコンドリアが、細胞内で元気に活動すればするほど、それだけ代謝が促進されていくということなんです。この研究では、糖尿病のグループと、そうではないグループに分け、それぞれ毎日45分ほど余分に歩いてもらうようにしたそうです。数週間の後、その結果として、糖尿病のグループの人たちのほうが、ミトコンドリアの活性により、より多く脂肪が代謝していることが分かりました。つまり、ウォーキングによって、細胞内のミトコンドリアが活性され、通常よりもっと多くのエネルギーを細胞内に取り込むことにより、代謝が促進されていたということなんです。そして、糖尿病のグループのほうが、運動効果が高いという点も、興味深いですね。ウォーキングは基本的にすべての人の健康に役立つ訳ですが、糖尿病の方のほうが、より効果が高いということなんです。歩けば歩くほど、ミトコンドリアが活性され、その活性が代謝促進に繋がっていくんですね。よく、歩いて脂肪燃焼と言いますが、それは細胞内のミトコンドリアを活性させているからなんですね。糖尿には運動が良い、と何度も何度も耳にしていますが、こうやって細胞レベルでも、その効果が確認されているなんて、もう言い訳せず、さっそく始めてみなければいけませんね!【正しい】糖尿病克服プログラム!詳細はコチラ 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